長年の感謝を込め八女で仏壇供養祭

西日本新聞 筑後版 丹村 智子

 八女市本町の八女伝統工芸館で27日、恒例の仏壇感謝供養祭が営まれた。市内外の15家族が役目を終えた仏壇や仏具を持ち込み、計約40人が参列。僧侶による読経が響く中、長年親しんできた仏壇への思いを込めて焼香した。

 供養祭は八女福島仏壇仏具協同組合(鶴信行理事長)が、家庭で不要になった仏壇の処分を手助けしようと毎年行っている。過疎化や核家族化による空き家の増加などの影響で、持ち込まれる仏壇の数は年々増えているという。

 同市出身で、現在は筑後市に暮らす女性(69)は、「私の後に仏壇を受け継ぐ者がいなくて困っていた。これで肩の荷が下りました」と話した。

 同館では11月10日まで、国指定伝統的工芸品の「八女福島仏壇」の魅力を伝える販促イベントを開催中で、この日は金具や蒔絵(まきえ)などの仏壇職人による実演や、製造元による無料相談も行われた。 (丹村智子)

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