女性を性暴力から守れ 実名告発の伊藤詩織さん訴え

西日本新聞 ふくおか版 井崎 圭

 女性を性暴力被害から守るため、今春施行された県性暴力根絶条例を知ってもらうイベントが27日、福岡市南区の福岡市男女共同参画推進センター・アミカスであった。性被害を実名で告発したフリージャーリスト伊藤詩織さんが登壇し、「性暴力に対する社会の見方は変わってきたが、(密室内での合意など)刑法や教育などまだ変えるべき所はある」と訴えた。

 イベントは市民団体「地域で男女共同参画を!拡げようネットワーク」実行委員会の主催。約300人が参加した。会場では、伊藤さんの告発を題材にした英国BBCの性犯罪ドキュメンタリーを観賞した後、伊藤さんと、同条例制定に関わった県議の堤かなめさんが対談した。

 伊藤さんは、元テレビ局記者の男性に損害賠償を求めた訴訟を巡って、男性側の代理人弁護士から「虚偽・虚構」と侮辱を受けたことを紹介。その中で「弁護士の懲戒に動いた人がいた。動いてくれたことがうれしかった」と話した。性暴力やセクハラを告発する世界的な運動「#MeToo」が広まっており、「社会の景色は変わった。プレッシャーはあるが、行動できる人が増えた」と今後に期待を込めた。 (井崎圭)

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