天草で16年ぶり聖体行列 キリシタン伝来450年祭 世界遺産登録1周年祝う

西日本新聞 熊本版

 「キリシタン伝来450年祭」が27日、天草市河浦町の崎津教会周辺であり、16年ぶりに「聖体行列」が行われた。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の登録1周年を祝い、天草にある三つのカトリック教会が共催した。

 聖体行列は中世末期のドイツで始まった典礼行事。天草では2003年、信徒復活130年を祝った「海上聖体行列」以来という。

 この日、崎津教会の渡辺隆義神父(71)は「この地にキリスト教がもたらされたことを記念し、神様に感謝をささげたい」とあいさつ。行列には信徒や保育園児ら約150人が参加。崎津教会を出発し、香炉と十字架を持った信徒を先頭に、聖体顕示台を神父が掲げながら約800メートルを歩き、崎津漁港などに設けられた祭壇で祈りをささげた。

 同教会の元信徒会長、海付親治さん(71)は「地域で協力し、祭りを行うことができた」と感慨深げに話した。

 イエズス会の宣教師ルイス・フロイス(1532~97)が著した「日本史」によると、69年に天草氏が貿易目的で宣教師ルイス・デ・アルメイダを招き、キリスト教の布教が始まった。領内には35の教会が建てられ、約1万2千人が信者になったとされる。

 1637年の天草・島原の乱以降、江戸幕府の厳しい弾圧にあったが、一部は潜伏キリシタンとして天草下島西岸で生き延び、信教の自由が認められる明治初め頃まで信仰を守ったといわれる。(金子寛昭)

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