中国共産党 統制強化へ 4中総会開幕 最高指導部増員か

西日本新聞 国際面

 中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第4回総会(4中総会)が28日、北京で開幕した。「中国の特色ある社会主義制度の改善と統治システム・能力の現代化」をテーマに31日まで議論し、対米関係や抗議活動が続く香港情勢も取り上げる見通し。最高指導部を構成する政治局常務委員(7人)が2人増員されるとの観測も出ており、重要人事の有無が注目される。

 中央委員会総会は党の主要政策を決める重要会議で、2018年2月に開かれた3中総会以来1年8カ月ぶり。4中総会は昨秋に開かれるとみられていたが、「米中貿易摩擦などの影響で党内の意見がまとまらず、開催が延期された」との指摘が出ていた。

 習近平総書記(国家主席)は28日、活動報告を行い「統治システム・能力の現代化」などに関する決定案を説明した。経済成長が鈍化し、習指導部への不満がくすぶる中、党内の統制強化を図る狙いとみられる。貿易摩擦など対米戦略のほか、収束のめどが立たない香港問題への対応も話し合う見通しだ。

 香港紙、明報は23日、4中総会で胡春華副首相と陳敏爾・重慶市党委員会書記が政治局常務委員に昇格するとの観測を伝えた。50代の両氏が昇格すれば、習氏の事実上の後継候補が定まることになる。

 ただ、習氏は昨年3月に国家主席の任期制限を撤廃し、長期支配に道を開いた。北京の外交筋からは「自身のレームダック(死に体)化につながる人事に踏み切るとは思えない」と両氏の昇格に否定的な見方も出ている。

 (北京・川原田健雄)

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