「峯入りの道」など3件追加 歴史の道百選、県内登録5件に 豊後高田など3市「連携してPR」

西日本新聞 大分・日田玖珠版 吉川 文敬

 全国に点在する往時の面影をとどめる街道や運河などに歴史的資産としての価値を認め、文化庁が選定する「歴史の道百選」に、県内からは新たに「六郷満山の峯入りの道」(宇佐市、豊後高田市、国東市)など3件が追加された。すでに登録されている日田・中津街道(日田市)など2件と合わせ計5件となった。また「信仰の道」として登録されるのは、「峯入りの道」が九州初という。

 県内でほかに登録されたのは、日向道-三国峠(豊後大野市、佐伯市)と豊後・肥後街道-鶴崎路(大分市を追加)。

 峯入りは855年、国東半島にある天台宗の仏教寺院群「六郷満山」の開祖とされる仁聞菩薩(にんもんぼさつ)が修行した聖跡をたどり巡拝するために始まったとされる。各寺院の僧侶たちが国東半島の厳しい山道や岩場を約160キロ踏破し、180カ所以上の霊場を巡る修行の道でもあった。明治になり一時途絶えていたが、戦後、僧侶有志が復活。今も約10年置きに続けている。

 今回選定されたのは、そのうち、宇佐市の約5・5キロ、豊後高田市の約6・5キロ、国東市の約10キロの計約22キロ。県によると、選定されれば、保存・活用のための計画策定や事業などの経費に、国から半額程度の補助が出るという。

 豊後高田市など3市は「共通のパンフレットや道路標識の作製などで連携してPRできないか今後検討したい」と話している。(吉川文敬)

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