廃校に薬膳レストラン 校舎活用し研修施設も 日田・上津江

西日本新聞 大分・日田玖珠版 笠原 和香子

 日田市上津江町の旧津江小の校舎に今月、薬膳料理が味わえるレストラン「燈和益膳茶屋」がオープンした。生薬を使った定食やカレーなどを提供し、今後メニューも増やす予定。同市出身で、運営する一般財団法人「燈和会」(佐賀市)の河津邦彦理事長は「多くの人に利用してもらい、古里を活性化させたい」と意気込んでいる。

 同法人は佐賀市を拠点に健康食品の製造販売している。商品の原料である薬用植物「サンシュユ」を自社生産するための土地を探していた河津理事長が、自然豊かな上津江町と廃校になった旧津江小校舎に注目。市から校舎を借り受け、昨年9月から給食調理室で弁当の製造、配達を開始。同12月からは薬膳料理を試験的に提供してきた。

 当時のランチルームを利用したレストランは定員50人。旬の野菜やクコの実などを使った定食、カレー、鍋コース(要予約)が味わえる。今後、住民らと協力して、上津江町の耕作放棄地や山林で、野菜やサンシュユなど薬用植物を生産し、レストランの料理にも利用する予定。

 サンシュユは春には黄色の花を咲かせ、秋には赤い実がなるため観光資源にもなるという。河津理事長は「活動を続け、上津江町の山を“宝の山”にしたい」と話した。

 校舎には同法人に会員登録すれば利用できる風呂を備えた研修施設も整備。13日にはオープンを祝う式典があり、住民らに食事が振る舞われた。

 営業時間は午前11時~午後2時と、予約が必要な午後6~10時。不定休。燈和益膳茶屋=0973(55)2750。(笠原和香子)

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