福岡県田川市を拠点に活動した記録作家の故林えいだいさんは

西日本新聞 社会面 大塚 壮

 福岡県田川市を拠点に活動した記録作家の故林えいだいさんは、「炭鉱の事故では重傷は少なかった。大多数は死か重体だった」と言っていた。96年前、田川に製氷会社ができた。後に初代市長になる林田春次郎らが声を掛け創業した。事故に遭った労働者の体を冷やすため「病院氷」が必要だったという。それだけ過酷な仕事だった。

 今年も11月2、3日に田川市で「炭坑節まつり」が開かれる。炭坑節の発祥地は田川だとPRしようと2006年に始まり、14回目。12年以降、開会式で黙とうが行われるようになった。当時の実行委員会で田川の礎を築いた先人に感謝する機会にしようという意見が上がったという。

 3日には、炭坑節総踊りがあり、炭坑記録絵師の山本作兵衛を題材にした映画が午前11時からと午後3時から市美術館で上映(有料)される。地底から日本の近代化を支えた人たちに思いをはせる両日にしたい。 (大塚壮)

PR

デスク日記 アクセスランキング

PR

注目のテーマ