フードバンク、商業施設に新拠点 全国初、福岡市東区に

西日本新聞 ふくおか版 今井 知可子

 廃棄前の食品を集約し、必要とする福祉活動などに提供するNPO法人「フードバンク福岡」(福岡市南区)の新拠点が30日、同市東区の商業施設「ブランチ福岡下原」にオープンした。商業施設へのフードバンク拠点設置は、全国初という。買い物ついでに気軽にボランティアに加わってもらおうと期待する。

 フードバンク福岡は2016年に活動開始。製造・生産過程で出る余剰、規格外食品や売れ残った賞味期限内の商品など、これまで廃棄されていた「食品ロス」を必要とする団体や個人に無償提供する。初年度に約13トンだった取り扱い量は昨年度は約74トンに増えた。

 新拠点の名称は「下原(しもばる)ベース」。商業施設を運営する大和リース(大阪)が支援企業として無償提供した。食品コンテナの大きさに合わせて棚を造り、食品が傷まないよう断熱仕様になっている。

 開所式でフードバンク福岡の雪田千春理事長は「買い物の場で食品提供ができることで、リサイクルの意識が当たり前になっていくのでは」と期待。大和リースの森内潤一取締役は「年間300万人が来店しており、食品ロスの問題を子どもたちにも伝える機会になる」と話した。 (今井知可子)

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