日韓バド交流途切れぬ 東区のクラブと昌原市の協会 対立乗り越え団長ら来日 

西日本新聞 ふくおか都市圏版 黒石 規之

 約10年前から続く福岡市東区のバドミントンクラブと韓国・昌原(チャンウォン)市バドミントン協会の交流会が、同区の奈多小体育館で行われた。日韓関係の悪化で昌原側が急きょ選手団の派遣を取りやめたものの、「準備をしてきた福岡の人に申し訳ない」と選手団長ら3人が来日。政府間の対立のあおりで例年に比べてささやかな会となったが、交流試合を楽しんで絆をさらに深めようと誓い合った。

 交流は、昌原市バドミントン協会の呼び掛けで2009年から開始。毎年、同協会が40人規模の選手団を派遣して東区で交流大会を開いてきた。今年も約20人が来日予定だったが、10日ほど前に派遣を取りやめると福岡のクラブ側に連絡があった。日韓関係を踏まえて現地の行政機関から派遣中止の要請があったためという。

 それでも、団長ら3人が「あいさつだけでも行きたい」と来日。当初より大幅に規模は縮小されたが、競技で親睦を深める交流会を27日に予定通り開いた。

 福岡市からは、奈多バドミントンクラブや東区レディースバドミントンクラブなどの約30人が参加。日韓混成チームなどのダブルス戦で日ごろの練習の成果を競い、共に汗を流した。

 交流を中心的に担う同クラブ代表の脇本英子さん(71)は「国と国ではなく、人と人との付き合いが大切。小さいけど大きな意義のある会になった」と笑みを浮かべ、昌原の選手団長、金基成(キムギソン)さん(48)は「みなさんが歓迎してくれて大変ありがたい。国に関係なくバドミントンで気持ちは一つになれる。来年はもっと大勢で来たい」と話した。 (黒石規之)

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