県立大生、佐世保に古着店開業 3年の杉原さん「同世代が通える場に」

西日本新聞 長崎・佐世保版 竹中 謙輔

 佐世保市万津町の古い建物を生かした人気の商業施設「BRICK MALL(ブリックモール)SASEBO」で1日、県立大3年の杉原鈴那さん(21)が経営する古着店がオープンする。店の名前は「ドキドキ」。自分がそうだったように、心をときめかせながら気に入った服を選んでほしい。そんな思いを胸に、チャレンジが始まる。

 杉原さんは京都市出身。古着が好きで、高校時代は学校帰りに毎日のように、友人や先輩と店を回った。「掘り出し物を見つけるのが得意。個性的な服から安くて着回しが利く服まで、古着の深い世界に引かれていった」と振り返る。

 古着のバイヤーを目指して経営の勉強をしようと、県立大経営学部に入学。京都の生活は楽しかったが、生活環境を変えようと、一度も行ったことがなかった九州を新天地に選んだ。

 自分の店を持とうと思い立ったきっかけがある。佐世保市内のアルバイト先で同世代に「どこで服を買ってるの」と聞くと、返ってきた言葉は「通販か福岡。佐世保で服は買わない」だった。それなら-。

 「私が佐世保で、高校生や若い人が服を買える所をつくりたい。若い人がおしゃれして、毎日でも通える古着店にしたい」

 決意を知人に伝えると、一様に「店は無理だよ」と言われた。それでも「乗りと勢い。やってみないと分からない。やるしかない」と動きだした。開店資金はアルバイト代から工面した。

 ブリックモールはJR佐世保駅や港に近い。漬物工場跡を改装し、カフェやバー、雑貨店が並ぶ。れんが造りの建物と場の雰囲気に「一目ぼれした」と杉原さん。古着店は9店目。

 開店を前に150着から200着の女性服、男性服をそろえた。大学で必要な講義を受けながら店に通う。営業は午後2時から10時まで。水、木曜は定休。(竹中謙輔)

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