「誰もが楽しめる学祭」学生が窓口 2、3日 香蘭女子短大

西日本新聞 ふくおか版 郷 達也

 香蘭女子短大(福岡市南区横手)は2、3日に開く学園祭「香蘭祭」で、障害の有無などにかかわらず、あらゆる人が楽しめるよう手助けする窓口「ユニバーサルマナーブース」を設ける。学生有志は車いす利用者などの意見も聞きながら、「どんな人が何に困っていて、どんな支援ができるか」について熱心に話し合いを進めている。

 ユニバーサルマナーは、障害者や高齢者、外国人など多様な人たちに向き合う心遣いと行動のことで、同大の取り組みは3回目。学祭で人気が高いファッションショーはエレベーターがない2階の体育館で開催されることから、学生が車いすの見学者を抱えるなどしている。

 今年のブースのメンバーは1年生中心の約10人。車いす体験や、学内施設の手すりやエレベーターなどユニバーサルデザインの工夫がされている設備を写真撮影してもらい、共有アプリのインスタグラムなどに投稿してもらうイベントを企画。筆談にも対応する。

 10月29日の打ち合わせでは、車いすの展示、体験に協力する車いすメーカー、ヨシズカシステムプロダクト(飯塚市)の担当者がフレームの継ぎ目を溶接せず、ねじなどを使って組み立てた高安全性の同社製品を学生たちに説明。車いすユーザーの池幸(みゆき)さん(37)と一緒に、実際に車いすを使って学内を巡った。池さんは「ユニバーサルマナーの心構えがある学生がいることで学祭に来場しやすくなる。受け身にならずに、積極的に自分たちから支援をしにいって一緒に楽しんでほしい」と助言した。

 担当リーダーの保育学科1年、松村優来(ゆき)さん(18)は「大学内も身近なところにさまざまな支援の設備があるが、一般目線ではなかなか気付かない。いろんな人が楽しんでもらえるブースにして香蘭祭を盛り上げたい」と意気込んでいる。 (郷達也)

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 第61回香蘭祭 2、3日午前10時~午後4時。学生のファッションショーや劇、模擬店(グルメ広場)など。香蘭女子短大=092(581)1538。

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