川崎町の魚楽園が再開 首里城など再建へ募金箱も

西日本新聞 ふくおか版 大塚 壮

 昨年の西日本豪雨で被災した川崎町安真木の国指定名勝庭園「藤江氏魚楽園」が1日、約1年4カ月ぶりに再開した。災害を経験し、文化財の修復や維持をしていく難しさを改めて知った管理者の藤江敬子さんは、台風19号で被害を受けた全国の文化財や正殿が全焼した沖縄県の首里城再建のため、2日から募金箱を設置することを決めた。

 1日は、地元の幼稚園児や飯塚市からの団体客など約80人が来場。藤江さんは「よかったね。待っていたよ」と声を掛けられたという。

 たくさんの義援金や励ましの手紙、メールが全国から届いた。「再開できたのは、みなさんのおかげ」と語る藤江さん。台風19号で被災した歴史的建造物や史跡などが少なくとも222件に上ることを知り、恩返しができないかと考えた。そして10月31日の首里城の火災。文化財は地域の人たちの誇り。沖縄の人たちの痛みに思いを巡らせ、庭園内のカフェに募金箱を置く。

 集まった浄財は加盟する全国組織、文化財指定庭園保護協議会を通じて、現地に送る予定だ。 (大塚壮)

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