『南の島のよくカニ食う旧石器人』 藤田祐樹 著 (岩波書店・1430円) 

西日本新聞 文化面

 日本の旧石器人といえば、穂先が石器のやりを手に大型獣を狩るイメージを抱きがちだが、沖縄島南部のサキタリ洞遺跡で暮らした人々はだいぶ様子が違ったようだ。貝製釣り針で魚を捕まえ、秋には旬のモクズガニを堪能していたことが分かっている。有名な早口言葉をもじったタイトル通りの軽妙な筆致で沖縄の旧石器人の「なんとも優雅で、いかにも楽しげな暮らし」を解明する。著者は沖縄県立博物館・美術館学芸員を経て、現在は国立科学博物館勤務。

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