独自の世界観ランプに込め 唐津のガラス作家、24日まで60点 展示販売

西日本新聞 佐賀版 津留 恒星

 唐津市のガラス作家、久保田トシ子さん(79)の作品展「フュージングガラスのランプ展」が、同市町田のムローメアートショールームで開かれている。色が付いた板ガラスをカットして重ね、高熱で焼き合わせるフュージング技法で制作したランプを中心に約60点を展示販売している。24日まで。

 久保田さんは40年ほど前、ステンドグラスの展示会に足を運んだのを機にガラスが生み出す芸術性に魅力を感じた。その後、東京などで技法を学び44歳で唐津に工房を構えた。

 当初はステンドグラスを作っていたが、長年絵を描いていたこともあり、「表現の幅を広げたい」と色彩豊かなフュージングガラスを独学。以来、ランプを手掛けるようになった。

 独自の世界観をランプに落とし込む作風。ドレスのような赤い模様が目を引く作品「舞踏会」は、フランスの女性が大人の門出を祝い宮殿の中で華やかに舞う姿をイメージした。緑をベースに赤や青を織り交ぜた「森のブーケ」は、王子様が迎えに来てくれるようなおとぎの森を表現した。明かりをともすとガラスの表面に色が浮かび上がるユニークな作品もある。

 今年は工房設立から35周年。新作ランプを多くそろえるほか、思い入れのあるランプやガラス皿などの非売品も展示している。久保田さんは「フュージングは光の当たり具合でいろんな表情を見せてくれる。好みのランプを見つけ、新たな明かりを日常に添えてもらえたら」と話している。

 午前11時~午後6時。ムローメアートショールーム=0955(74)4789。(津留恒星)

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