「いやぁー、この景色なら大陸と行き来したくなっちゃいますね」

西日本新聞 社会面 古賀 英毅

 「いやぁー、この景色なら大陸と行き来したくなっちゃいますね」。佐賀県唐津市の名護屋城跡に案内した東京の中国古代史研究者が、壱岐島が望める天守台からの風景を見た感想だ。

 早稲田大の渡邉義浩教授。三国時代の研究で知られ、日本古代史関連の著書もある。仕事で何度も九州に来ているが名護屋城まで足を運んだことはないというので、「じゃあ、私が」とガイド役を買って出た。隣接する名護屋城博物館では「ここだけで、古代からの交流史を説明できる」と熱心に展示物を見学していた。唐津は弥生時代から大陸との交流の窓口だった。

 著作活動は中国に専念しようと思っていたそうだが「あの風景を見たら、そういうわけにはいかなくなりました」と別れ際に話していた。まさに「百聞は一見にしかず」。現場に足を運んで実際に見れば、新しい視点や意欲も生まれてくる。先生に改めて教えられた。 (古賀英毅)

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