街は一色、九州のファンが声援 ラグビーW杯

西日本新聞 社会面 岩谷 瞬 阪口 彩子

 44日間の熱戦に幕を下ろしたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。2日夜の決勝戦も九州各地でパブリックビューイング(PV)が行われ、スポーツバーもにぎわうなど、街はラグビー一色に染まった。筋金入りのファンもにわかファンも、準々決勝で日本を下した南アフリカの優勝を祝福し、胸打つ試合が繰り広げられた祭典のフィナーレを満喫した。

 九州最多の計5試合が行われた大分市。JR大分駅そばのファンゾーンでは、540人収容可能なPV用テントが満杯に。入れなかったファンも外側から大画面にくぎ付けになった。南アフリカ、イングランド両チームの一進一退の攻防に息をのみ、得点が入るたびに拍手と声援を送った。

 同市の会社員小野俊介さん(24)は「試合観戦後、オーストラリア人のファンと朝まで飲み明かしたのが良い思い出。しばらく『ラグビーロス』になりそうだ」と寂しそうに話した。

 試合前の閉会式典では、市内の試合や、外国人客であふれる街中などを映像で振り返った。広瀬勝貞・大分県知事は「県民のおもてなしで『Oita』を世界に発信できた」と語った。

 福岡市・天神の市役所西側ふれあい広場で開かれたPVには約2400人が集まった。家族4人で観戦した同市東区の会社員山下隆之さん(54)は「W杯がこんなに盛り上がるなんて思わなかった。この盛り上がりのまま、日本のラグビーが前に前に進んでいってほしい」と語った。

 娘と2人で訪れた同市中央区の中原かな子さん(39)は、元々ラグビーに興味はなく、ルールも分からなかった。日本代表の開幕戦で楽しさを知り、ほとんどの試合をテレビで観戦した。「ノーサイドの精神が素晴らしい。どのチームも胸に残る試合をしてくれた。感動をありがとう」と感慨深げだった。 (岩谷瞬、阪口彩子)

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