秋の叙勲 九州から449人 女性 全国で過去最多411人 旭日大綬章元九電社長松尾さん

西日本新聞 社会面 井崎 圭

 政府は3日付で、2019年秋の叙勲受章者4113人を発表した。うち女性は411人で過去最多となった。九州の受章者は449人。今回最高位の桐花大綬章は、元参議院議長の伊達忠一氏(80)が受章した。旭日大綬章には、元九州電力社長で元九州経済連合会会長の松尾新吾さん(81)や、元自民党幹事長の谷垣禎一さん(74)ら6人が選ばれた。

 学術研究の分野では、フランスの哲学者パスカルを長年研究する東京大名誉教授の塩川徹也さん(74)=福岡県出身、日本近世文学で優れた業績を上げた成蹊大名誉教授の揖斐高さん(73)=同=らが瑞宝重光章を受章した。

 芸術文化の分野では、歌手の水前寺清子(本名・林田民子)さん(74)=熊本市出身=のほか俳優の柄本明さん(71)、俳優の泉ピン子(本名・武本小夜)さん(72)らに旭日小綬章が贈られた。

 写実的な女性像で知られる洋画家で日本芸術院会員の中山忠彦さん(84)=北九州市出身=は旭日中綬章。長崎市の保育所「日吉幼児園」を42年間営む同園園長の池田紀久子さん(83)は瑞宝双光章に選ばれた。

 外国人叙勲は66カ国・地域の136人(うち女性22人)。米国のパネッタ元国防長官(81)、スロベニアのペテルレ元首相(71)らが旭日大綬章を受章した。 (川口安子)

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「光栄と感激の極み」松尾新吾さん

 旭日大綬章を受章した元九州電力社長で元九州経済連合会会長の松尾新吾さん(81)=九電特別顧問=は「身に余る光栄と感激の極み。今後ともより一層の精進を重ね、いささかなりとも皆さまのお役に立てるよう努めていきたい」とのコメントを発表した。

 松尾氏は長崎県佐世保市出身。東大法学部卒業後、1963年に九電に入社。2003~07年に社長を務め、電力自由化など業界の課題に取り組んだ。09~13年に就いた九州経済連合会会長としては、東九州自動車道などのインフラ整備促進や九州観光の振興に力を入れた。 (井崎圭)

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