【動画あり】園児、世界一の指導心待ち 大坂選手の元コーチ、動画見て約束 水巻町の尾脇君

西日本新聞 北九州版 金田 達依

 インターネットにアップロードした動画がきっかけで、女子テニスの大坂なおみ選手を世界一に導いた元コーチのサーシャ・バインさんの目に留まり、直接手ほどきを受ける約束をしている保育園児がいる。水巻町立屋敷の尾脇勇之介君(6)は、父康介さん(32)とネット動画を研究してフォームを独習。その打ち方に関心を持ったバインさんと9月に面会し、今月上旬には直接指導を受ける予定だ。

 康介さんはバスケットボール経験者で、母美奈子さん(33)は女子ソフトボールの実業団「東芝北九州(現takagi 北九州 Water Wave)」の元投手。テニスとは縁がなかったが、康介さん自身が子どもの頃にテニスをしたかったができなかったため、勇之介君が4歳の時、グランディールテニスクラブ(八幡西区野面)に通わせ始めたという。

 勇之介君は身長約110センチ、体重約18キロで体格は平均的な6歳児。現在は同クラブで小学3、4年生と一緒に指導を受ける。田中絢志郎コーチ(27)は「フォームがきれいで思い切りもいい」と話す。

 独自のフォームは父子共同で開発。プロ・アマを問わず、ウェブ動画を多数見て、康介さんが「格好良い」と思うフォームを研究。両手でフォアハンドを打つスタイルを身に付けた。

 バインさんから連絡があったのは6月。康介さんがSNSの「インスタグラム」で公開した練習動画がきっかけだった。9月に大阪市で開催された女子テニスの「東レ・パンパシフィック・オープン」で来日したバインさんは「大会に招待したい。一緒に練習をして何か助言ができたら」とメッセージを寄せたという。

 面会は同月17日に、大阪市内のホテルで実現した。バインさんが現在コーチを務める選手が初戦敗退。訪日日程が短縮されたため、直接指導はならなかったが、ロビーでキャッチボールをしたり、サインボールを贈られたりした。バインさんは「自分も小さい頃はこの子と同じ両手打ちだった」と話し、「次に訪日する11月は、コートを押さえるので一緒に練習しよう」と約束したという。

 将来は男子テニスのノバク・ジョコビッチ選手のようなプロになることを夢見る勇之介君は「何を教えてもらえるのかな、また会えるのが楽しみ」と目を輝かせている。 (金田達依)

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