新聞社所有の定価200万円のデジタルカメラから水が滴り落ち

西日本新聞 社会面

 新聞社所有の定価200万円のデジタルカメラから水が滴り落ち、電源が入らなくなった-。プロ野球の福岡ダイエーホークス(当時)がリーグ優勝を決めた19年前の夜の出来事。福岡市の商業施設でテレビ中継を見るファンにカメラを向けていた。

 優勝の瞬間、興奮した人々が噴水の池に入り、水を掛け合い始めた。シャッターを数回押したそのとき、足をつかまれ池に引っ張り込まれた。撮影データは助かったが、カメラは動かなくなった。弁償のことが頭をよぎった。駄目もとで乾かしたら2日後には動き、その後、2年間、共に仕事をしてくれた。同時に水没した携帯電話とラジオは駄目だったから、復活は奇跡に思えた。

 人々が熱狂する現場で、あまりに無警戒だったことを大いに反省した。今年の日本シリーズは、あの年と同じホークスと巨人の対戦だった。それだけに19年前の戒めを新たにした。 (菊地俊哉)

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