特攻隊員の遺書など110点 船迫窯跡公園で企画展「戦争の時代」 今春発見の木製プロペラ初公開

西日本新聞 北九州版 浜口 妙華

 船迫窯跡公園(築上町船迫)の体験学習館で、秋の企画展「戦争の時代~築城海軍航空隊と戦時のくらし」が開かれている。戦争体験者が高齢化で少なくなる中、航空自衛隊築城基地(同町など)の前身である築城飛行場と、そこに駐屯した築城海軍航空隊の当時の様子を通して、戦争について思いを巡らせてもらおうと築上町教育委員会が企画。当時の同飛行場の写真や軍事装備品など約110点を展示している。12月22日まで。入場無料。

 築城飛行場は1942年に搭乗員の実機練習のために建設。九三式中間練習機(通称、赤トンボ)などが100機以上配備されていたが、44年以降は米軍の空襲を避けるため、町内に分散して格納されていた。

 会場では、町内の民家で今春に発見された十式艦上偵察機の木製プロペラ(長さ2・65メートル)を初公開。当時は練習機として使用していたという。また、米軍機と空中戦の末に墜落した日本海軍の戦闘機「紫電改」のプロペラの一部(長さ1・60メートル)や同航空隊などの特攻隊員の遺書、辞世の句、兵士の生還を願った千人針、軍服、被弾痕あるレンガなどを展示している。

 午前9時から午後5時まで。月曜休館。5日は休み。16日には築城海軍航空隊関連の戦争遺跡をバスで巡る見学会を催す。定員20人。参加費500円。同公園=0930(52)3771。 (浜口妙華)

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