JA島原雲仙、農林水産祭で天皇杯 「雲仙ブロッコリー部会」 栽培面積拡大など評価

西日本新聞 長崎・佐世保版 真弓 一夫

 JA島原雲仙(雲仙市)の雲仙ブロッコリー部会(本多幸成部会長、55人)が、第58回農林水産祭(農林水産省など主催)の園芸部門で最高賞の「天皇杯」に輝いた。3月には第48回日本農業賞(全国農業協同組合中央会など主催)の集団組織の部で大賞に選ばれ、国内を代表する農業表彰の連続受賞の快挙となった。

 農林水産祭は、農林水産業と食に対する市民の認識を深め、1次産業従事者の技術改善と経営発展の意欲を高めてもらうことを目的にしている。園芸や畜産、水産など7部門があり、部門ごとに「特に優秀なもの」に天皇杯が贈られる。

 同部会は2018年度の県農林業大賞で知事賞を受けたことから、県の推薦で日本農業賞に応募。ここで大賞(農林水産大臣賞)を受賞し、本年度の農林水産祭への参加資格を得ていた。

 部会は1997年から農地の基盤整備に取り組み、大型農機具の導入による作業の効率化や栽培面積の拡大を推進。氷詰めで鮮度を保つ出荷方法で首都圏でも「雲仙ブロッコリー」のブランドを確立し、市場の取引価格も高値で安定している。若手後継者も多く、土壌や気候に合った品種の研究などにも熱心という。

 2018年度は約167ヘクタールで1948トンを生産し、売上高は約7億6千万円。19年度は約180ヘクタールで生産量2040トン、売上高9億円以上を目標にしている。

 これらの取り組みや実績が評価されて天皇杯を受けたことに、本多部会長(61)は「こつこつ積み上げてきたものを若手に引き渡したい。長崎の農業の先頭に立つ覚悟で、ドローンによる農薬散布など新しい試みにも挑戦したい」と語った。(真弓一夫)

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