久留米市、浸水対策PT設置へ 筒川など河川整備検討

西日本新聞 筑後版 山口 新太郎

 久留米市は5日、浸水被害対策に取り組む庁内プロジェクトチーム(PT)を立ち上げると発表した。今年7、8月に九州北部を襲った大雨の際に、市中心部で住宅浸水や道路冠水を引き起こした筒川などの河川整備を検討する。また、情報発信の強化などハード、ソフト両面で対策を行い、減災につなげたい考え。

 PTの対象は、昨年7月の西日本豪雨で内水氾濫を起こし、国、県、市が連携して対策を検討している池町川や陣屋川など7河川を除く中小河川となる。

 市防災対策課によると、市内では今年7月に住宅316棟、8月には51棟が床上・床下浸水した。被害が大きかったのが筒川が流れる同市東櫛原町。久留米警察署や久留米広域消防本部前の道路が冠水し、緊急車両の出動に一部で支障も出た。

 市はこれまでも筒川中流の中央公園や下流の道路地下に貯留施設をつくり、水位を下げる対策を講じてきた。だが、市が対策の前提とする想定雨量が1時間約60ミリだったのに対し、7月の大雨の際は90ミリ、8月は60・5ミリ降った。PTトップの森望副市長は「想定を超える雨が高い頻度で降っており、既存の貯留施設では受けきれていない」と、新たな対策の必要性を強調した。今年の豪雨で越水したその他の河川も対応を検討する。

 また昨夏の豪雨を受けて見直した避難指示や避難勧告などを発表するタイミングについて、より分かりやすく、早期に出す方法を考える。一部で避難所の開設が遅れたことを受け、避難所運営の在り方も検証するという。 (山口新太郎)

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