ライバル企業に勝つ「一点突破」はこうやれ!元・日本テレビのプロデューサーが明かす成功事例

西日本新聞

 仕事をする上でライバルに勝つことができたら、さらに面白く仕事をして、自分自身がハッピーになれたら……社会人なら誰もが願うことだが、同時に、そう簡単にできるなら苦労しないよ、とも思うにちがいない。

 ここで、あえて問いたいのだが、実際にライバルに勝つために何をしているだろうか。たいていの人は、勝ちたいと思っているだけで、具体的な行動に移れていない、それ以前にどうすればいいか分かってないのではないだろうか。

 本書は元・日本テレビのプロデューサーが成功体験をもとに具体策を示したものである。その基本戦略は兵法の王道「一点突破」だ。これを著者は4つのステップに分けて解説している。
 ①「ミッション咀嚼」
 ②「障壁をイメージする」
 ③「視点を変える」
 ④「戦略を絞り込む」

 第一段階の「ミッション咀嚼」の実例だけとっても相当に興味深い。著者は「『いいとも』を倒せ」というミッションの下、『ヒルナンデス!』という番組を任される。その前に同時間帯でやっていたのが『おもいッきりテレビ』だ。みのもんた司会のあの番組を記憶している人も多いだろう。『いいとも』は言わずと知れたタモリ司会のフジテレビの長寿番組『笑っていいとも!』のことだ。

 『おもいッきりテレビ』が取った戦略もなかなかのもので、お昼の時間帯の中心視聴者である高齢者に的を絞ったコーナーを展開した。それが当たり、視聴率的には『いいとも』を苦しめるところまでいったが、思わぬ落とし穴があった。高齢者をターゲットとすると、広告収入が伸びないのだ(詳細は省くが、本文では裏事情が開陳されている)。

 では、『ヒルナンデス!』のミッションは何か……ここまで読んだだけでも、ビジネスにたずさわる者ならば、自分と無関係ではないと感じるはずだ。以下、低視聴率でスタートした『ヒルナンデス!』が『いいとも』を終了に追い込むまでの過程が赤裸々に記されている。
 

出版社:青春出版社
書名:元・日本テレビ敏腕プロデューサーが明かす 勝つために9割捨てる仕事術
著者名:村上和彦
定価(税込):990円
税別価格:900円
リンク先:http://www.seishun.co.jp/book/21410/

西日本新聞 読書案内編集部

PR

読書 アクセスランキング

PR

注目のテーマ