竹田駅に滝廉太郎胸像 原田裕明特任教授が制作

西日本新聞 大分・日田玖珠版 稲田 二郎

 竹田市の「滝廉太郎記念音楽祭」が今年8月にサントリー地域文化賞を受賞したことなどを記念し、県立芸術文化短期大の原田裕明特任教授(66)が制作した滝廉太郎の胸像がJR竹田駅舎に設置された。

 作曲家滝廉太郎(1879~1903)は12~14歳、同市で過ごした。胸像は滝が上京する姿をモチーフとしており、学生服姿。縦74センチ、横34センチの繊維強化プラスチック(FRP)製で、高さ91センチの台座に置かれている。原田氏は市総合文化ホール「グランツ竹田」にある青年時の滝のブロンズ像も手掛けており、「竹田の人々になじみがあるもっと若い滝の姿を表現したい」と制作したという。

 10月17日に除幕式があり、音楽祭の実行委員長を務める首藤勝次市長が「今年は滝の生誕140年でもあり、令和元年の節目にいい事が続きました」とあいさつ。原田氏は「滝の面影が表現できればと思い制作した。胸像が末永く愛されると幸せです」と述べた。

 市などによると、音楽祭は滝の功績をたたえようと、1947年に市などでつくる実行委員会が初開催。当初は県内の高校生を対象とする声楽コンクールだったが、対象を全国へと拡大。上位2人にウィーン短期留学の助成制度を設けるなどし、声楽家を志す高校生の登竜門となっている。運営には市民も携わり、長年の活動は地域文化の向上に貢献したとして、今年8月にサントリー地域文化賞が贈られた。(稲田二郎)

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