20年ぶり秋の酒造り 津奈木町の亀萬酒造 日本酒ブームが追い風

西日本新聞 熊本版 村田 直隆

 全国最南端の日本酒専門製造元で知られる亀萬酒造(津奈木町)が、20年ぶりに秋の酒造りに乗り出した。温暖化の影響もあり、近年は年明けから春にかけてのみ製造していたが、日本酒ブームも追い風にして、年始の祝い酒をファンに味わってもらおうと再開した。

 気候が温暖な地域にある同社は、仕込み時に氷を入れる独特の製法を続けている。1999年までは11月から酒造りをしていたが、秋の気温が下がらなくなってきたことから、品質維持のために2000年から年明けだけに専念していた。

 竹田珠一社長(64)によると、5年ほど前から仕込みタンクや酒米を冷やす放冷機を新調し、気温が少々高くても品質を維持できる環境が整った。また、日本酒の消費がここ数年で盛り返しており、同社の商品も国内外の日本酒品評会で最高賞を続けて受賞するなど注目度が上がっていることから、秋の酒造りの再開に踏み切った。

 10月末から、蒸し米やこうじ、水、氷をタンクに入れて混ぜる仕込み作業を開始。6日朝は、杜氏(とうじ)たちがかい棒を使って蒸し米を沈め、発酵しやすい状態をつくる作業に当たった。今回は約5千リットルのにごり酒を造る予定。来年以降も秋の仕込みを続けていくという。

 新酒「生原酒にごり酒」(720ミリリットル、1430円)は、数量限定で12月3日から売り出す予定。竹田社長は「久しぶりの秋造りを、年明けのめでたい席で楽しんでほしい」と話している。(村田直隆)

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