西郷隆盛の漢詩刻んだ石碑 西郷屋敷跡の公園に建立 鹿児島市と山形・鶴岡市の兄弟都市盟約50周年

西日本新聞 上野 和重

 西郷隆盛が「明治六年の政変」後に帰郷し住んだ屋敷跡にある西郷公園(鹿児島市武2丁目)に、西郷が詠んだ漢詩の石碑が建立され、7日、除幕式があった。

 鹿児島中央ロータリークラブが、鹿児島市と山形県鶴岡市の兄弟都市盟約50周年を記念し企画。戊辰戦争で敗れた庄内藩に対し西郷が寛大な措置を取ったことから、感銘を受けた同藩士は西郷の教えを受けに鹿児島を訪れた。庄内藩家老の菅実秀は、西郷の教えを「南洲翁遺訓」としてまとめた。こうした縁から鹿児島市と鶴岡市は1969年11月7日、兄弟都市盟約を結んだ。

 漢詩は西郷が菅に贈ったもの。騒がしく煩わしい都会から離れて3年、自然に親しむ暮らしの心境を詠んでいる。菅の子孫宅にある掛け軸の漢詩を原寸通り刻んだ。公園内には西郷と菅が対座する銅像もある。

 式には鶴岡市の皆川治市長や菅の子孫ら21人の訪問団も参加。皆川市長は「西郷さんの遺訓は今も市民の心に大きな影響を与えています。交流をさらに深め、両市の発展につなげていきたい」と述べた。

 同ロータリークラブの海江田順三郎さんは「西郷の詩人としての評価が高まればうれしい。両市の友好のシンボルとして広く青少年に親しんでもらうことを期待したい」と語った。(上野和重)

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