水俣・芦北 アートで輝け つなぎ美術館開館20年控え 3カ年プロジェクト始動

西日本新聞 熊本版 村田 直隆

 つなぎ美術館(津奈木町)が、アートの力で水俣・芦北地域を活性化する計画を今年から進めている。2021年の開館20周年に向けて3年かけて、現代美術家柳幸典さん(60)=福岡県出身=が関わり、作品を通して観覧者が両地域を行き来することで、観光面でも一役買う狙いだ。

 アートによるまちづくりを進める津奈木町が、08年から続ける「住民参画型アートプロジェクト」の一環。町民と有名な美術家が企画段階から一緒に携わり、美術に関心を持ってもらう取り組みだ。同美術館が開館20周年を控え、水俣病など負の歴史を含めた作品展示を想定し、社会問題と正面から向き合う作品が特徴の柳さんを招いた。

 現在、両地域の海岸近くに柳さんと住民が知恵を出し合って制作する作品を配置し、観光客らが海上を移動しながら作品を楽しんでもらうアイデアなどが浮上している。同時に毎秋、同美術館にも柳さんの作品などを展示する。

 同美術館では24日まで、最初の展示会を開催。万歳をするウルトラマンの人形539体が鏡像によって日の丸を形成する作品など柳さんの代表作や、廃校になった小学校体育館を利用した住民と観光客が交流できる場のイメージ図などを観覧できる。

 柳さんは両地域に定期的に訪れ、作品に活用できる地域資源に着目しているといい、「水俣病問題で負のイメージがある不知火海を、アートで再生する一助になれば」と意欲を語っている。(村田直隆)

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