規格外品が「食べるネギ油」に 障害者農園と九産大生開発

西日本新聞 ふくおか版 今井 知可子

 糸島市の障害者自立支援施設「白糸農園」が育てたネギを、九州産業大(福岡市東区)の学生が「食べるネギ油」に商品化し、10日に博多阪急(同市博多区)で発売会がある。育ちすぎるなどして廃棄されるネギを「ご飯が進むおかずにしよう」と試作を重ねた。

 「規格外や取れすぎで市場に出せないネギを商品にできないか」。今年3月、白糸農園から同大へあった相談に、食品科学などを学ぶ学生たちでつくるサークルの有志6人が応じた。リーダーを3年の古澤法子さん(21)が務め、中華料理などに使うネギ油をネギごと食べられるおかずにする試みを6月から始めた。

 ネギをみじん切りにし炒めたり、揚げたり-。油の種類を変えてみた結果、米油で揚げたネギの甘みがご飯と相性がよく、しょうゆ、ニンニク、白糸農園の唐辛子などで味を調えた。

 実は古澤さんはネギが大の苦手。それでも毎週大量のネギを刻んでは試作品を食べ、「相当おいしい」という自信の商品ができたという。

 今月4日、学生たちは農園を訪れ、レシピを職員に教えながら収穫したばかりのネギを調理、瓶詰めした。「育ちすぎと聞いたけど、ピーンとした生きの良さ。おいしく作ろうと気合が入った」と古澤さん。発売会は10日午前10時から、博多阪急地下1階で。100個限定、税込み540円。開発した学生たちも店頭に立つ。 (今井知可子)

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