『日本の伝統楽器』 若林忠宏 著 (ミネルヴァ書房・2750円)

西日本新聞 くらし面

 邦楽楽器の歴史から構造まで、実演者の立場から詳しく解説する。特に各楽器の縁起・由来については独壇場で、定説の多くを否定。例えば九州盲僧琵琶を含む琵琶類の大元を(雅楽で用いる)楽琵琶とする考えを、楽器の復原もしない学者の「素人印象論」とバッサリ。著者は福岡市在住の民族音楽研究・演奏家。日本の伝統楽器の多くは大陸にルーツを持つが、その特徴は日本人の感性に合うよう改良された「繊細さ」にあるとする。

PR

読書 アクセスランキング

PR

注目のテーマ