明治期の長崎捉えた30点 歴史民俗資料館で写真展 12月8日まで

西日本新聞 長崎・佐世保版 華山 哲幸

 開国から間もない時代、外国人観光客向けに販売された長崎の風景、人々の暮らしを捉えた写真を紹介する企画展が12月8日まで、市歴史民俗資料館(長崎市平野町)で開かれている。長崎港や外国人居留地エリア、名所の諏訪神社などが写され、同館は「外国人を魅了した国際交流都市の雰囲気を感じ取ってほしい」としている。

 幕末期の1859年の開国で長崎、横浜、函館が海外に広く開かれ、多くの外国人が来訪。幕末から明治にかけて、白黒で撮影した日本の名所を顔料で色付けした写真が土産品として人気を集めたという。50~100枚ほどでアルバムに収められ、居留地があった横浜、神戸、長崎で販売された。外貨獲得の狙いもあったとみられる。

 会場に並ぶのは、アルバムのうち長崎に関係する計30枚。今夏、ドイツ人女性が自宅に保管されていた写真を同館に寄贈した。長崎港を行き交う数多くの船は往時のにぎわいを物語る。諏訪神社など長崎の人々の暮らしに根付く神社や信仰に、当時の外国人観光客も深い関心を寄せていた点も興味深い。入場無料。同館=095(847)9245。

(華山哲幸)

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