豪雨被災の社、2年ぶり再建 日田・大鶴地区の大山祇神社 管理の組合が資金、鈴など再利用

西日本新聞 大分・日田玖珠版 笠原 和香子

 九州豪雨で被災した日田市大鶴地区の大山祇(づみ)神社のご神体を祭る社が2年ぶりに再建された。社を管理する真弓谷生産森林組合は「ご神体は流れずに残ってくれた。これからも住民と山を見守り続けてくれるだろう」と胸をなで下ろしている。

 同神社は畔(あぜ)倉山中にあり、敷地脇を白岩川が流れている。同組合などによると、社は高さ3メートルほどで神社の鳥居近くにある。毎年春と秋に地域住民が清掃し、春には麓の公民館で祭りを開き、山の神を大切に守ってきた。

 2017年7月の九州豪雨で、濁流に流された倒木によって、社の一部や、社前の川に架かる石橋が破壊され、休憩場所などに使われていた近くの木造の建物も全壊した。

 同組合は被災時から再建を検討し、資金にめどが立った今年8月に工事を開始。新しい社は近くの広場に建て、ご神体を移し10月中旬に完成した。「できるだけ元の社にあったものは残そう」と、装飾が施された木材や鈴は再利用している。

 同組合世話人の一ノ宮務さん(76)は「ようやく再建され、みんな喜んでいる。大事な神社をこれからも守っていきたい」と話している。(笠原和香子)

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