女神像「風舞」が完成 玉東町の木葉駅前広場

西日本新聞 熊本版 宮上 良二

 玉東町は12日、JR木葉駅前の交流広場に、町のシンボルとしてブロンズの女神像「風舞(ふうぶ)」を除幕した。町在住の彫刻家で熊本大教授の緒方信行さん(64)が「傷ついた人々の心と体を癒やす風をつかさどる女神」として制作。町内が西南の役の激戦地となり、寺などで政府軍と薩摩軍の区別なく負傷兵を救護して「日本赤十字発祥の地」とされる町の歴史も発信する。

 町は4月に同駅前に交流施設「ゆめ・ステーション・このは」をオープンさせるなど、同駅を中心としたにぎわいのあるまちづくりに力を入れている。町が緒方さんに「象徴としてインパクトのある彫刻を」と相談し、緒方さんが日本赤十字発祥の地をアピールできるものとして提案した。

 日展審査員として3年前に発表した女神像を基に制作し、高さは台座を含めて2・85メートル。事業費は約390万円。西南の役の激戦地となった吉次峠を向いている。除幕式で前田移津行町長は「文化発信の拠点として後世に引き継ぎたい」とあいさつした。(宮上良二)

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