飯塚納涼花火、資金ピンチ 警備費増、めど立たず 来年の99回大会

西日本新聞 筑豊版

 飯塚の夏の風物詩として長年親しまれてきた「飯塚納涼花火大会」(飯塚商工会議所や市商店街連合会などでつくる花火委員会主催)の次回第99回大会が、資金不足から予算計画を立てられない状況となっている。同委員会は「周辺地域を含め若者や子どもを中心に多くの人が楽しみにしており、何とか開催にこぎつけたい」としている。

 大会は例年8月初旬に遠賀川河川敷で開かれ、10万人の人出(同委員会発表)でにぎわっている。

 2020年は東京オリンピック(7月24日~8月9日)、東京パラリンピック(8月25日~9月6日)が控え、7月上旬は飯塚山笠と重なるため、飯塚署から9月下旬以降の実施申し入れを受けた。これを受け、同月下旬の平日開催を目指す。

 花火委員会で7日報告された第98回大会の収支決算報告案によると、警備費が約110万円と見込みを上回ったことなどから、基金22万円を使い果たしても数万円の予算不足となり、飯塚商議所が穴埋めした。第99回大会の予算は、さらに警備費の増額が見込まれ、「新たな収入がない限り89万円の不足金が生じる」との報告があった。

 委員会事務局の同商議所は「前回大会の際に既にあらゆる支出の削減を行っており、現時点で不足金を埋めるめどは立っていない」としている。

 花火委員会の議論では、参加者から資金確保策として(1)飯塚市への補助金拡充要請(2)企業などからの寄付金(今年は35件計80万円)積み増し(3)インターネットで募金を集めるクラウドファンディングの活用-などの案が出た。委員会は今後、早急に資金確保策を具体化する。

 飯塚納涼花火大会は1922(大正11)年7月、当時、地元新聞「筑陽日日新聞」の社主で県議会議長も務めた田中保蔵氏が地域の福利事業として始めたのが起こりという。

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ