「厳しいノルマ 理由の一つ」 日本郵政社長、認識翻す かんぽ不正問題 参院委質疑

西日本新聞 総合面 飯田 崇雄 鶴 加寿子

 日本郵政の長門正貢社長は12日の参院総務委員会で、かんぽ生命保険の不正販売問題の原因について「われわれの分析作業を進める中でも、厳しい(販売)目標が一つ、大きな理由であったのではないか」と述べた。山下芳生氏(共産党)の質問に答えた。

 販売目標に関しては、弁護士でつくる特別調査委員会が9月末の中間報告書で「現場の営業の実力に見合わない目標金額」が不正につながったと指摘。達成のため、「どう喝指導」と称される行為があったことも明らかにされたが、長門氏はこの時点では「ものすごい無理な数字を、法外な根拠レスの数字を置いたという自覚はない」との認識を示していた。

 この日、社内の労働環境も難波奨二氏(立憲民主党)からただされた長門氏は、「他企業と比べても遜色ない」「労働組合との交渉により随時、改善を図ってきている」などと主張した。

 また、一連の不正発覚後に、関与した郵便局員の退職が相次いでいるとされることについて、日本郵便の横山邦男社長は「(退職者数は)昨年までと比べて、そんなに差はない」と答弁した。 (鶴加寿子、飯田崇雄)

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