ソファ、額縁…工藤会「本丸」の荷物搬出始まる 15日に解体着手

西日本新聞

 解体作業が15日に始まる特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所(北九州市小倉北区)で13日朝、荷物の搬出作業が始まった。組関係者や警察官が立ち会う中、ソファや机、アタッシェケース、額縁などが次々と運び出された。1971年に建設された工藤会の「本丸」の撤去がいよいよ本格化する。

 本部事務所の敷地面積は約1750平方メートル。暴力団対策法に基づく使用制限命令が出され、最近は立ち入りができなくなっていた。

 今月12日に福岡県暴力追放運動推進センターに1億円で売却する契約が成立。工藤会側は来年2月末までに更地にしてセンターに引き渡し、センターが県内の民間企業に転売する。

 購入する企業の幹部は、跡地の利用法について「福祉施設といった社会貢献をするための施設にしたい」との意向を示している。

 撤去費用や滞納している固定資産税を除いた剰余金約4千万円は、工藤会が関与したとされる市民襲撃事件の被害者への賠償金に充てられる予定。

 北九州市の北橋健治市長は13日の記者会見で「暴力追放のシンボリックな取り組みである本部事務所の撤去は、いよいよ目に見える形で動きだす。建物の解体から被害者への賠償まで、着実に実施されるよう県警やセンターと連携し、しっかり取り組んでいく」と述べた。

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