ダウン症のマリンバ奏者・白井さんら16日公演 飯塚市 NPO法人企画

西日本新聞 筑豊版 丸田 みずほ

 障害者や健常者による音楽活動を通じて共生社会の実現を目指す、NPO法人「フュージョン・フォア」(北九州市)が16日、飯塚市川津のアルクカフェで、初めての公演を行う。筑豊地区などの障害者でつくる音楽サークル「トゥインクル・キャッツ」のメンバーでもあるダウン症のマリンバ奏者、白井小百合さん(22)=飯塚市出身=らが出演。「びっくりにっこりコンサート」と題して、楽しい演奏を披露する。

 同法人は、小百合さんの母親の浩子さん(63)が中心となり、今年8月に設立した。音楽関係者約10人がメンバー。法人名にある英語のフュージョンには「融合」や「合同」などの意味があり、障害の有無や国籍の違い、プロやアマチュアなど、異なる立場の人たちが参加する音楽活動を企画し、その輪を広げていく予定だ。

 法人メンバーの小百合さんは6年前、父義人さん(63)の勤務先の九州工業大が交流協定を結ぶマレーシアの大学を訪問。音楽教授らと学内コンサートを開いたのをきっかけに、同国でも演奏活動を続ける。

 浩子さんによると、現地の障害児教育の専門家から「どうすれば障害者が個性を生かして生活していけるのか」と尋ねられ「トゥインクル・キャッツ」の活動を紹介したところ、演奏会に合わせ専門家が来日。「ぜひマレーシアでも演奏や劇を披露してほしい」と依頼されたこともあり、同法人は目標の一つに「トゥインクル・キャッツをマレーシアに連れて行く」ことを掲げる。

 浩子さんは「音楽で生まれる一体感を感じてもらえた。それぞれができることを頑張れば道が開けると伝えていきたい」と語る。

 16日のコンサートでは小百合さんのほか、マリンバ奏者の高松聡美さんとピアノ奏者の上村貴子さんが出演。「枯葉」やゲーム音楽の「スーパーマリオ」、ビートルズの楽曲などを演奏する予定。午後6時半開演。前売り1500円(当日2千円、ワンドリンク付き)。 (丸田みずほ)

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