蘭学資料などデジタル化 中津市と国文学資料館が覚書

西日本新聞 吉川 文敬

 大分県中津市は13日、国文学研究資料館(東京、ロバート・キャンベル館長)が行う日本語古典籍データベース構築事業に参画する覚書を締結した。同館は日本文学に関する資料の収集や活用・公開などを行う公的研究機関。市が保有する中津藩で江戸期に発展した蘭学や西洋医学などの資料約1万点を提供し、2023年度末までに高精細なデジタル画像で記録。ネット上でだれでも閲覧できるようにする。

 同館は14年度から、東京大や九州大など国内の大学をはじめ、欧米や中国の大学など約80団体と国際連携し、30万点におよぶ万葉集や源氏物語などの古典籍をデジタル画像で記録する事業を開始。現在11万点を撮影、9万5千点をネット上で無料公開し、一部はデータをダウンロードすることもできる。

 覚書締結に伴い同館は、西洋医学の日本におけるあけぼのとされる中津藩医前野良沢の「解体新書」や福沢諭吉の「学問のすゝめ」などすでに市が提供した資料44点の公開を始めた。本年度末までに100点ほどに増やす予定。締結式でキャンベル館長は「中津との持続的で強い結びつきを得られたことは大変ありがたい」と話した。 (吉川文敬)

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