「高み目指す文化を」 V・ファーレン高田社長が退任会見 

西日本新聞 長崎・佐世保版 岡部 由佳里 西田 昌矢

 「2年半が過ぎて、なんとかやっていけるところまできた」。サッカーJ2、V・ファーレン長崎を来年元日に退く高田明社長(71)は15日の記者会見で退任理由をこう語った。2017年に社長に就き、前経営体制下で3億円以上の累積赤字があったクラブを再建し、J1昇格も果たした。まだ課題を残して手腕を惜しむ声もあるが、次の世代に運営を託した。

 高田氏は苦労した点を問われ、「やはり資金繰りが一番。本当にお金がない、給料も払えない状況でどうするか、どう乗り越えるか戦いだった」と振り返った。自身が創業したジャパネットホールディングス(HD)がクラブを子会社化。社長として業務や労務を見直し、ホーム戦に著名人を招き集客に尽力した。

 HDがJR長崎駅に近い三菱重工業の工場跡地に計画する新スタジアムの建設は、まだ道半ばだ。高田氏は23年度に完成させ、スポーツで町をつくるという理念をHDと共有していると強調し「実行は次の世代」と述べた。その次期体制については「今月中に発表できる」と語った。

 一度昇格を果たしたJ1への復帰は、今年はかなわずじまい。「常に高みを目指す文化を社員や選手、監督に育んでもらいたい」とクラブにエールを送った。(西田昌矢、岡部由佳里)

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