建設マスターに岡松さん 飯塚の塗装工 県内28人目

西日本新聞 筑豊版 福田 直正

 優れた建設技能者が対象の「優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)」に塗装、防水工事などを手がける飯塚市の建設会社「葉月」の社員、岡松直人さん(46)が選ばれた。1992年度に始まり、県内の塗装工として28人目。岡松さんは「夢にも思わなかったことで光栄です」と喜びを語った。

 親戚の塗装工に影響を受け、岡松さんは21歳のとき、飯塚市の塗装会社に入社し、12年前に葉月に転職した。塗装工となり25年。高い技術で屋根や壁に塗装を施すだけでなく、若手の指導にも力を入れる。

 塗装は同じ現場、同じ材料でも、気温や湿度の条件によって水の加減や塗り方を調整しなければならず、経験に培われた感覚が必要となる。

 後輩を指導する際、言葉で丁寧に教えるだけでなく、あえて目を離して1人で仕事させることもあるという。頭と体の両方で覚えてもらいたいからだ。小さな仕事にも手間取っていた後輩が、自ら工程を考え、丁寧な仕事で顧客に信頼されるようになったのを見るのが喜びという。

 素人でも道具をそろえて自分で塗装ができる時代となった。「だからこそムラなくきれいに仕上げる熟練の技術が重宝される。特に若い人をしっかり育てていきたい」と力を込めた。 (福田直正)

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