八女和紙の魅力、楽曲で発信 久留米大の学生有志「ckgz」

西日本新聞 筑後版 片岡 寛

 久留米大文学部の神本秀爾准教授と有志の学生でつくるグループ「ckgz(チクゴズ)」が、県指定の伝統工芸品「八女手すき和紙」の魅力を発信する楽曲と映像の制作に取り組んでいる。学生たちは「曲はおしゃれで格好良く仕上がっている。八女和紙を知ってもらうきっかけになれば」と意気込む。

 チクゴズは、神本准教授のゼミ生を中心に2016年に結成。筑後地域を題材にした「チクゴノワ」、九州豪雨の被災地を応援する「いっちゃん好きばい」など、さまざまな歌手とコラボレーションしながら楽曲をCDとして発表してきた。学生は作詞やミュージックビデオの制作に関わってきた。

 今回は、いずれも3年生の田島丈斗さん(21)、祝(ほうり)宮智さん(21)、山崎大聖さん(21)の3人がチクゴズとして参加。久留米大が八女和紙の資料収集や情報発信に携わっていた関係から、八女和紙職人の溝田俊和さんの協力を得て、10月に制作をスタートした。

 3人は溝田さんの工房を見学し、手すき作業などを体験した。山崎さんは「簡単そうに見えたけど、実際やると全然うまくできなかった。職人の技術の積み重ねを感じた」と振り返る。

 歌詞は、学生や溝田さんの意見を取り入れながら、神本准教授と、歌を担当する歌手の江副祐介さんが中心になってまとめた。R&Bのリズムに乗せて、八女の自然や紙すきの情景を盛り込んだ。作曲・編曲は、音楽プロデューサーの山下カツヒロさんが担当。11月初めに福岡市内のスタジオでレコーディングに臨み、学生もコーラス部分を収録した。

 楽曲の長さは約1分30秒。今後、八女市内の風景や工房を撮影した映像を楽曲に合わせて編集する。来月4日、久留米市で開かれる久留米日米協会の催しで楽曲と映像を披露し、英語字幕を付けてユーチューブでも公開する。神本准教授は「短くインパクトのある形にしたかった。海外の人にも見てほしい」と話した。

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 チクゴズ制作の6曲を収録したミニアルバム(非売品)もこのほど完成した。 (片岡寛)

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