福岡市・天神、新たに19階建てビル “名物ビル”も…再開発で建て替え続々

西日本新聞 一面社会面 坂本 公司 木村 貴之

19階建てビル、24年にも開業

 福岡市中央区天神のジュンク堂書店などが入る大型ビル「メディアモール天神(MMT)」が、隣接する複数のビルと併せて19階建ての高層ビルに再開発されることが分かった。地場デベロッパー大手の福岡地所が、高さ制限や容積率を緩和する市の再開発推進プロジェクト「天神ビッグバン」を活用し、耐震性やデザイン性に優れた複合ビルに建て替える。来年夏までにテナントの退去を完了し、2024年末ごろの開業を目指す。

 MMTの隣接地では、同社が19階建ての天神ビジネスセンターを建設中。西日本鉄道も福岡ビル、天神コア、天神ビブレを19階建ての複合ビルに再開発する。MMTも建て替わることで天神中心地の街並みがさらに大きく変わりそうだ。

 MMTは地上9階、地下3階建てで敷地面積約2300平方メートル。ジュンク堂やスターバックスコーヒー、サイゼリヤなどが出店し、地下で天神ビブレや天神地下街とつながっている。

 関係者によると、新ビルは地上19階、地下2階建てを想定。高さ約90メートルまでのビルが建設可能になる規制緩和を最大限活用する。地下2階~地上3階は商業フロアで、ジュンク堂書店が核店舗として再出店する予定だ。4階以上はオフィスフロアで、上層階はホテルも検討する。北隣で建設中の天神ビジネスセンターと地上2階や地下でつなぎ、街の回遊性も高める。

 福岡地所は周辺ビルの一部を買収済みで、一体開発に向けて関係者と交渉を続けている。市は隣接する市役所北別館を21年末以降に閉鎖し、跡地を利活用する民間事業者を公募する方針。同社は北別館との一体的な開発も視野に公募への応募を検討するとみられる。

 MMTは、1979年に商業やホテルが入る「天神東急プラザ」として開業。97年には天神ビブレの別館となったが、2001年に閉店して、ジュンク堂書店を核店舗とするMMTとなった。16年には福岡地所がビルを買収していた。(木村貴之、坂本公司)

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