桂太郎は3度組閣 日露戦争対処「桂園時代」

西日本新聞 総合面 下村 ゆかり

 安倍晋三首相が20日に通算在職日数を2887日とし、上回ることになる桂太郎(1847~1913)は、明治から大正にかけ3度にわたり内閣を組閣。日英同盟を締結し、日露戦争などに対処した。

 桂は、幕末の長州藩(現山口県)出身。戊辰戦争に従軍し、明治維新後は陸軍に入り、台湾総督や陸相を歴任した。明治34(1901)年に第1次桂内閣を組閣。西園寺公望と交互に政権を担当する「桂園時代」を築いたが、3度目の組閣の後、憲政擁護運動により退陣した。

 桂に次ぐ在職日数の佐藤栄作は日韓基本条約を結んで韓国との国交を正常化し、沖縄返還を実現。非核三原則も提唱し、ノーベル平和賞を受賞した。佐藤の次の伊藤博文は初代首相を務め、大日本帝国憲法(明治憲法)起草を主導した。

 在職日数10位となる祖父・岸信介の思想信条を濃く受け継ぐ安倍首相は、現行憲法改正を長期政権のレガシー(政治的遺産)としたい意向とみられる。 (下村ゆかり)

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