日田高定時制、70年祝う 在校生やOBら110人参加

西日本新聞 大分・日田玖珠版 中山 雄介

 日田高定時制(日田市田島)が設立70周年を迎え、記念式典が市複合文化施設・アオーゼで行われた。家庭の事情などで昼間、高校に通えなかったOBや在校生など約110人が集まり、母校に感謝するとともに節目を祝った。

 日田高定時制は1949年に日田第一高(現・日田高)に設置された。普通科のみで、4年間での修了を基本とする。これまでに輩出した卒業生は約1100人。設立当初200人ほどいた生徒は現在35人で、入学者は減少しているが、「日田玖珠地域で唯一の定時制を残してほしい」という地元の声は根強く、存続の危機を乗り越えてきた。

 記念式典は15日にあり、学校の歴史をまとめたビデオを上映、在校生やOBが校歌を歌った。生徒会長の武内陸斗さん(19)は代表あいさつで、2月に他界した保健室の先生との思い出を語り「先生の笑顔が私を笑顔にしてくれた。今度は私がみんなを笑顔にしたい」と述べた。詩人、須永博士さんによる記念講演「生きるってすばらしい」も行われた。1期生の嶋津好(このみ)さん(86)は「父親を早くに亡くし、定時制がなければ学校に通えなかった。これからも長く続いてほしい」と話した。(中山雄介)

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