勘九郎さん、平山監督対談 中村座と映画の魅力語る 小倉昭和館

西日本新聞 北九州版 山下 航

 歌舞伎「平成中村座小倉城公演」に出演中の中村勘九郎さんと、北九州市戸畑区出身で最新作が公開中の映画監督、平山秀幸さんが17日、小倉北区の映画館「小倉昭和館」のトークイベント「シネマカフェ」に参加した。勘九郎さんも出演した平山さんの作品「ターン」(2001年公開)の思い出や、平成中村座の見どころを語り合った。

 平山さんの新作「閉鎖病棟 それぞれの朝」の公開に合わせ、同館では16日から22日まで過去の作品を2本立てで上映(19日休館)。ターンと、勘九郎さんの父の故中村勘三郎さんが出演した「やじきた道中 てれすこ」を選んだ。

 上映後に行われたシネマカフェには、ファンら約270人が来場した。勘九郎さんは中村勘太郎時代にターンで映画に初出演しており、「監督は『映画を好きになってほしい』と言ってくれた。最初が監督の作品で良かった」と振り返った。平山さんは「勘太郎をキャスティングしたのに、勘三郎さんが『(出演依頼が)自分にきた』と思い込んでいたそうだ」と裏話を明かし、会場の笑いを誘った。

 平成中村座は26日まで、勝山公園(同区)の特設劇場で公演中。小倉藩のお家騒動を題材にした「小笠原騒動」などを上演し、国の重要無形民俗文化財「小倉祇園太鼓」との共演も実現した。

 勘九郎さんは「中村座の精神はお客様ファースト。地元の方が慣れ親しんだ音楽や太鼓のリズムは血がたぎる。(太鼓が)出てくると、北九州の人はものすごく喜んでくれる」と手応えを語った。

 平山さんから「(北九州は)食い物がうまいでしょ」と聞かれた勘九郎さんは「うまいし、安い。毎日とても楽しい」と答えた。同館の樋口智巳館主が2人に「ぜひ北九州で映画を」と要望すると、大きな拍手が起こった。 (山下航)

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