【動画あり】活版印刷で名刺作り 福岡市・文林堂で体験会

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 鉛製の活字を使った昔ながらの活版印刷を楽しむ体験会が18日、福岡市城南区鳥飼の印刷所「文林堂」であった。店主の山田善之さん(78)の手ほどきを受けながら、小学生から80代までの12人が味わい深い自分だけの名刺作りに挑戦した。

 山田さんは、父親が経営していた印刷所を10歳ごろから手伝っていた。集まった親子連れらに「遊びの種類も少なかった時代。活字探しはブロック遊びのような感覚だった」と語り掛けた。

 参加者はまず、作業場の棚に並んだ膨大な活字の中から、自分の名前の平仮名を探す作業を体験。活字を組んだ金属の型(組み版)を活版印刷機にセットしてレバーを押し下げると、インキが用紙に写る仕組みを学んだ。独特な風合い漂う印面に児童らからは歓声も。原北小4年の後藤存(ある)君(9)は「(棚から)自分の名前を見つけるのも難しかった。レバーは意外と重く、昔の人は大変な作業だったと思う」と話した。

 体験会は活版印刷の魅力を知ってもらおうと初めて企画。23日までは作業場を見学できる。 (宮下雅太郎)

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