あなたも誰かの絵本サンタに 厳しい環境の子にプレゼント 参加書店、九州も続々

西日本新聞 社会面 上野 洋光

 「あなたも誰かのサンタクロースになりませんか」-。経済的な理由や病気、災害などで厳しい環境に置かれている家庭の子供たちへ、クリスマスの時期に絵本を届ける社会貢献活動「ブックサンタ」が全国に広がっている。当初は関東中心だったが、3年目の今年は参加書店が34都道府県282店に拡大。九州では福岡のほか佐賀、大分、鹿児島の計32店舗が支援の輪に加わり、子供たちに「夢」をプレゼントする。

 ブックサンタは、活動に参加する書店で子供に贈りたい絵本を選び、支払時に「ブックサンタでお願いします」と店員に一声掛ければ寄付される仕組み。本が贈られる対象は0~10歳で、研修を受けたボランティアのサンタがクリスマスに合わせて申し込みのあった家庭や施設に直接届ける。寄付者はステッカーがもらえ、後日、子供たちの喜びの声が寄せられたホームページ(HP)も閲覧できる。

 NPO法人「チャリティーサンタ」(東京)の清輔夏輝代表(35)=福岡県飯塚市出身=が2008年、保護者から預かったメッセージやプレゼントを子供たちに手渡す取り組みを開始。これまでボランティア約1万5千人が、延べ約3万2千人の子供たちに楽しい思い出を提供してきた。

 15年以降は寄付金で被災地や貧困家庭の子供たちを支援してきたが、17年に新しい社会貢献としてブックサンタを始めた。

 昨年は2180冊が集まり、約1400人の子供に届けた。今年は母子家庭を支援するNPO法人や児童福祉施設など40団体と連携しており、2500冊が目標という。福岡市のジュンク堂書店や丸善など大手書店も新たに参加。福岡県筑紫野市の積文館書店筑紫野店ではPRポスターが飾られ、3冊が寄付された。

 清輔代表は「子供たちが思い出いっぱいのクリスマスを迎えられるように、温かい心で協力してもらえたら」と呼び掛けている。詳しくはHP=https://booksanta.charity-santa.com/ (上野洋光)

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