西鉄高架化、遅れ最大4年 春日原-下大利 工期短縮へ県など検討委

西日本新聞 社会面 前田 倫之 大坪 拓也

 2021年春までに線路を高架に切り替える西鉄天神大牟田線春日原-下大利間(約3・3キロ)の連続立体交差事業ついて、西日本鉄道(福岡市)が「完成は計画より最大4年遅れる」と、事業を進める福岡県に伝えていたことが分かった。春日原駅(福岡県春日市)の工事に絡み、想定していなかったコンクリートの支障物が見つかったため。県は月内にも学識経験者と西鉄を交えた委員会を設置、工期短縮に向けた技術的な検討を行う。

 複数の関係者によると西鉄は新たな工期として、春日原駅で見つかった支障物の撤去と新駅舎の基礎工事に2年、新駅舎の整備などにさらに2年かかると見込んでいるという。

 県によると、工事の委託先の西鉄側が同駅の新駅舎を造る過程で、旧駅舎のホーム下から地質調査で把握できなかったコンクリートの基礎を発見。西鉄から10月31日に事業計画延期に関する協議の申し出があった。

 9月中旬には、予定されていた西鉄と県、沿線自治体などによる高架下の街づくりの協定式が急きょ中止されており、西鉄側は少なくとも申し出の1カ月以上前から延期を想定していたとみられる。

 高架化事業は同区間と福岡市の雑餉隈を含む隣接区間の2事業からなる約5・2キロ。県区間の遅れの影響により、福岡市区間にも影響が出るとみられる。 (前田倫之、大坪拓也)

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