【動画あり】九大キャンパスに「宇宙魚」 世界的CGアーティストの河口洋一郎さん、母校に寄託

西日本新聞 四宮 淳平

 世界的なCGアーティストで、九州芸術工科大(現九州大)の卒業生でもある河口洋一郎さん(67)=神奈川県鎌倉市=の作品が、母校の伊都キャンパス(福岡市西区)に展示されることになり、19日に現地で除幕式があった。河口さんの作品が常設展示されるのは今回が初めてという。

 作品名は「フィッコ(宇宙魚)」で2007年の制作。コンピューター上に描き出したものを、強化プラスチックを素材に実体化させた。高さ約1・4メートル、幅約1・8メートル、奥行き約1・9メートル。河口さんは「5億年前の生物からシミュレーションし、日本の繊細さや奇抜さを加えて5億年後の姿を描いた」と説明した。

 展示のきっかけは、後輩たちに刺激を与える作品を置きたいという河口さんの意向。九大が8~9月にクラウドファンディングで輸送費などを募集したところ、目標額を上回る約420万円が集まり、河口さんが作品を寄託することで実現した。

 河口さんは鹿児島県出身で、数理アルゴリズムを取り入れた作品群を発表してきた。1995年には「美術のオリンピック」と呼ばれる「ベネチア・ビエンナーレ」100周年の日本館代表作家に選ばれ、2010年にはCG界で最高権威の「シーグラフアワード」を受けている。(四宮淳平)

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