大村で戦国時代を味わう 10店がオリジナル「純忠御膳」

西日本新聞 長崎・佐世保版 山本 敦文

 大村市内の飲食店10店舗が今月から、戦国時代のキリシタン大名、大村純忠が賓客をもてなした献立にちなむ「純忠御膳(ごぜん)」を提供している。大村の歴史や食をPRしようと市観光コンベンション協会が企画、各店が450年前のメニューを独自にアレンジした。

 永禄年間(1558~70年)に伊勢神宮の御師(おし)(伝道師)、宮後三頭大夫(みやじりさんとうだゆう)が純忠の供宴に招かれた際の献立が同神宮の図書館「神宮文庫」に保管されており、2年前に富松神社(大村市)の久田松和則宮司が文書を確認した。そうめんや田楽豆腐、刺し身、昆布、生ひじきなど17品の料理と味付けに使った盛り塩、皿の種類などが順番に記されており、「懐石料理の基本」(久田松氏)とも言える内容だ。

 観光コンベンション協会は今年4月にプロジェクトを立ち上げ、市内の飲食店に協力を要請。献立にある3品を含んだ各店のオリジナル料理を「純忠御膳」と認定した。大村湾産のアナゴの天ぷらや、麺を十字架のように盛りつけた「クルスそば」、純忠が交易したポルトガル伝来のスープなどバラエティーが豊かで、担当者は「大村のおもてなし料理として味わってもらえれば」と話している。メニューは協会のホームページなどに掲載している。(山本敦文)

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