小倉祇園太鼓 400周年記念誌 実行委「全てを網羅した一冊」

西日本新聞 北九州版 米村 勇飛

 国の重要無形民俗文化財(重文)の「小倉祇園太鼓」が今年400周年を迎えたのに合わせて、「400周年記念誌 小倉祇園太鼓」が完成した。小倉祇園太鼓保存振興会などでつくる「小倉祇園太鼓400周年行事実行委員会」(中村真人会長)が作成。中村会長によると、同様の記念誌の発行は初めて。小倉北区と小倉南区の全小中学校などに寄贈するほか、北九州市内の書店でも購入できる。

 記念誌は縦24センチ、横18センチで132ページ。重文指定に向けて、約3年にわたって民俗学や音楽学などの専門家が調査してきた報告書を基に、小倉祇園太鼓の歴史や特徴などを解説。「音の高低差がある太鼓の両面を、歩きながら、3拍子のリズムで打つ」などと説明している。

 同振興会などが所蔵する大正時代からの祭りの写真約200点も掲載。街中での太鼓練習が解禁となる7月1日の打ち初め式や、旧小倉市役所(現・リバーウォーク北九州付近)前で行う1954年の本祭りの様子など、熱気が伝わる写真を厳選した。

 他にも、同市出身の俳優草刈正雄さんら小倉祇園太鼓に関わりのある人物のコラムも載せている。中村会長は「歴史、特徴など全てを網羅した、郷土史とも言える一冊。若い人にも読んでもらい、小倉祇園太鼓のことを知ってほしい」と話している。

 税別で1800円。問い合わせは同振興会事務局(平日午前11~午後3時)=093(562)3341。 (米村勇飛)

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